2021年ニコメド10選してみる
いつものです。詳細は下から。
以下、投稿日時順、敬称略です。
1. 駆け抜けるアイマスメドレー
作者:銀河P(構成)、8:51:22 pm(アレンジ)
▲「みんなまとめてアイドルマスター」という言葉がぴったりな、愛のある作品。
アイマス×駆け抜けるがテーマの本作。氏が得意な領域をかけ合わせたらそりゃ強いよねという。
5大シリーズから満遍なく選曲されているのが大きな特徴。一部しか触れていない人でもそのボリュームに圧倒されます。
そして当然のごとく繋ぎが上手く、わかりみな繋ぎの連発です。全部知っていると尚更楽しめると思うと悔しいなと思うほど。
アレンジも当然上手く、終始テンションが上がりっぱなしですね。個人的にジャンルメドレーの在り方を考えさせられたメドレーです。
2. 組曲『ニコニコメドレーシリーズに使用された楽曲ランキング』
作者:yuuyuu
▲「一人の力で登りつめた曲」で笑うなど。この2曲が並んだのは奇跡でしょ。
ピー音合作を修羅場にしたパートの単品動画。単体で好きなのでこちらを選出。
テーマ的にかなり自由度が低いはずなのですが、まるで縛りがないかのように上手い重ねや展開をしていてすごいです。
3〜4曲の重ねをちゃんと聞き取れるようにしているのも好印象。ガンガン重ねる作風の方なので、流石に上手いなあと。
後半にある2020年版は、選曲がガラッと変わってこれもまた面白いです。なんか込み上げるものがあります。
3. 『現代VOCALOID創造都市』
作者:26K
▲調声の違いを楽しめるのはボカロを使ったメドレーだからこそ。
GUMIをボーカルに迎えたボカロメドレー。これが自転車泥棒合作のために作られたという事実。
調声が原曲に忠実なのが最大の特徴。ボカロPごとの癖を捉えて高い再現性を実現している技術がすごすぎる。
アレンジもとても聞きやすいものに仕上がっています。パワフルなドラムがボーカルに合うなあ。
私情ですが、このメドレーを聞いた以降はよりボカロを聞くようになりました。原曲漁りをしたくなる魅力があるんだなあと。
4. ◯
作者:R.M.
▲メドレー的にはパロディウス寄りではないマイムマイムが斬新すぎる。
こちらも自転車泥棒合作から。世界各国の音楽が中心に選曲された、他に類を見ないメドレーです。
特筆すべきはアレンジが完璧なところ。民族音楽をリスペクトしたアレンジがどこもすごすぎる。
それでいて、きちんとメドレーとして繋ぎが成立しているのがすごい。アレンジを繋ぐのが上手いといった感じです。
ここすき一選はこちらのメドレーから「Kecak(3:20〜3:50)」の箇所を選出。
あのケチャがめちゃくちゃかっこいい音楽になっていて、初めて聞いたときに爆笑しました。
ある意味、氏が得意な音MAD的な良さがが入っているのかもしれませんね。
5. 『駆け抜けるメドレーC』
作者:大西洋スナガニ
▲この手のでお馴染みの「消失の消失」も当然のようにあります。
いわゆるモダンのヤバいパート寄りの、ほぼ1~2音で駆け抜けるメドレー。
たった20秒にとんでもない曲数を突っ込んでいる奇作です。BPMを考慮しても駆け合作モダンの上位勢に匹敵する密度です。
きちんと共通音で繋いでいるので、聞く度に感心ポイントが増える体験ができます。再生速度を調整して聞くのもオススメです。
とにかく密度と共通音繋ぎがすごい作品です。駆け合作が終わってもこういうメドレーが聞けるのは嬉しいですね。
6. ニコニコメドレー「ウタ」
作者:タイヤヤ
▲君知ら→メルト→AtR2曲の恋の流れがすごく綺麗で好きです。
投稿媒体で結末が異なる、小説連動、など面白い試みが多い作品。個人的にRouteYのほうが好きですね。
最大の特徴は歌詞で物語を作っているところ。各楽曲の物語を切り貼りして新たな物語を作るコラージュ的なことが行われています。
その性質ゆえに、歌詞繋ぎもたくさん盛り込まれています。それぞれの楽曲を深く聞きこんでいないと出来ない技です。
連動小説がなくても雰囲気がメドレーから伝わるのがすごい。構成がとにかく強い作品です。
7. メドレー無茶振り合作 〜ヤバい〜
作者:合作(主催:銀河P)
▲自分が課した無謀無茶振りは26Kさんが担当。出題側も楽しめるのが面白いです。
他人が出した無茶振りを満たしたメドレーを作るという趣旨の合作。全部すごいので代表で一つ目を選出。
無理難題も多いなか、クオリティーが高かったり、追加縛りがあったりするパートがあります。メドクラって変態ばっかりでは?
制約があるとクリエイター心をくすぐる感じですかね。元は音MAD界隈のネタですが、良い企画を持ってきたなあと思います。
あえて挙げるなら、maddog、26K、Worb、yuuyuu、【頭】、Mock(敬称略)パートが特に好きですね。
8. NicoNico Countinue
作者:nicaria(構成・アレンジ)、霧雨(構成)
▲アレンジお化けとはまさにこのこと。終始圧倒されっぱなしでした。
二人でやりたいことを詰め込んだみたいなメドレー。こういうのも好きですよ。
特筆すべきはやはりアレンジですかね。去年も挙げましたが、更にアレンジが洗練されています。
たべるんごのうた~愛されなくても君がいるあたりが特にすごく、次々と繰り出される高レベルアレンジで思わず笑ってしまいました。
後半の駆け抜けるゾーンも本家に近くてリスペクトを感じられます。地味に音の再現度がめちゃくちゃ高くてやばい。
9. ぷれしゃすはぴねす
作者:蓑虫
▲終盤の「SUN」が、曲の良さが上手く活用されていて好きです。
いわゆる趣味メドレーな作品。すごく聞きやすくてよかったです。
全編を通して氏の選曲を感じられるのがいいところ。人の趣味が垣間見えるメドレーってなんか好きです。
2曲重ねでは両者が主張するミックスなのが面白いですね。好きな曲だから大事に扱っているんだなあと思いました。
後半の中速パートが特に好きです。このBPMできちんと盛り上げが作れているのがすごい。
10. 十年祭からのニコニコ動画を振り返る動画
作者:Ketoku
▲ラッシュパートは「神曲」の歌詞に合わせた選出という凄技。
ニコニコ15周年記念メドレーの一つ。個人的にこれが一番好きですね。
自分が同じテーマで作るならこんな感じになりそうと思うほど、構成と展開がとても自分好みでした。
流行りものメドレーは選曲とそれらの扱い方が大事ですが、その辺が丁度いいといった印象。とにかく分かりみが深い。
あと、終盤の展開がめちゃくちゃ好きです。めちゃくちゃ強いメッセージ性で感動します。